2018年7月23日(ゴミ弁連定期総会の翌日)に田中会長ほかの4名で栃木県の塩谷町を訪問しました。塩谷町は、栃木県における指定廃棄物(特措法で定めた放射性セシウム濃度8,000㏃/Kg以上)最終処分場建設の詳細調査候補地に選定されたことを受けて、塩谷町民指定廃棄物最終処分場反対同盟会を設立し、町民あげての反対運動を行っています。候補地は活火山である高原山系の釈迦ヶ岳から流れ出る西荒川の脇ほとりにあり、平成27年9月の豪雨の際に冠水したことは関口先生の講演で紹介されていました。反対同盟会の皆さんは、かつて私たちもお世話になった故関口先生の縁ということで4,508名分の署名を寄せてくださいました。
私たちが塩谷町役場に到着しますと、役場の担当者(見形儀雄対策班長)が暑い中駐車場で待ってくれていました。それから町長室で見形和久町長・同盟会の君島勝美会長や、見形班長の前任の星育男氏・町議会議長の斉藤氏と懇談することができました。見形町長は長野県のことなどよくご存じで、集落営農の視察で宮田へ視察に来られたことや赤そばの話など話してくださいました。昼食後現地へ案内していただきましたが、候補地は火山で流れ出た溶岩の上を流れる西荒川の河川敷のようなところで、出水すれば即川になるようなところでした。宮田村の建設予定地同様、最終処分場の立地には不適切だと感じました。