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大久保地区高齢者支え合い拠点施設で「放射性物質を含む廃棄物処分場に関する学習会」開催

3月19日に大久保地区高齢者支え合い拠点施設で「駒ヶ根の環境を守る会」と「放射能を含む廃棄物から子供たちと大久保の自然を守る住民の会」の主催による放射性物質を含む廃棄物処分場に関する学習会が、開催されました。宮田村はもちろん、駒ヶ根市、伊那市からの参加もあり、約50名の方が藤原さんの講義に耳を傾けました。

 

講師は廃棄物処分場問題全国ネットワーク共同代表の藤原寿和氏で、前半は「管理型処分場のリスク~全国の事例から」と題して、全国の管理型最終処分場での汚染事例-遮水シートの破損・排水管キャップの破損などによる-が紹介されました。

 

廃棄物処理法にのっとって全国各地で操業してきた管理型最終処分場の多くで有害物質による汚染事故が発生しており、決して安全とは言えない状況とのことでした。そして「最終処分場技術システム研究会」によると、廃棄物最終処分場には安全を損なうような157ものリスク要因があるそうです。

 

いったんできてしまえば取り除くには膨大な経費と時間がかかります。なんとしても「放射性物質を含む廃棄物最終処分場」の建設は阻止したいと痛感しました。

 

また後半は「放射能汚染防止法を制定しよう」ということで、環境基本法に基づいて、汚染防止・被曝防止・被害者救済などの制度化を呼び掛けられました。

 

大久保への処分場建設に関しての運動等、住民が声を上げ立ち上がらなければ、何も始まらないとの思いも強くなり、処分場建設の動きもなかなか見えない中、このような学習会を続ける事が大切と感じました。これから計画を考えている学習会へも大勢の方の参加、ご協力をお願い致します。