3月10日(土)、「伊那谷自然友の会(事務局:飯田美術博物館)」主催のジオツアー(テーマ:「太田切川を切っている活断層地帯を歩く」)があり、宮田の環境を守る会から6名が参加しました(全体の参加者25名)。
講師は、理学博士で日本地質学会名誉会員の松島信幸先生。先生はかねてより、駒ケ根市下平から宮田村大久保を結ぶ天竜川西川に沿った段丘崖が活断層であること、また大久保地区は歴史的にも太田切川の土石流氾濫原であることなどから、宮田の環境を守る会が今反対運動を進めている放射性廃棄物を含む廃棄物処理場の計画地が、立地条件として地質上・地形上極めて不適格であることを主張されています。
ツアーでは、「下平―大久保断層」が太田切川を横切っている「大久保用水取り入れ口付近」などを現地で確認すると共に、宮田の環境を守る会の取組みについても、現地付近で田中会長から参加者の皆さんに対し説明と協力のお願いをしました。反対運動の理論的根拠をまた一つ得ることが出来たツアーでした。